当院は、歯科医師2名だけで運営しています。

歯科衛生士も歯科技工士も在籍していません。
歯や歯肉の治療、入れ歯治療はもちろん、カウンセリングからブラッシング、歯石除去や噛み方指導等々すべて歯科医師2名でおこなっています。

1:抜かずに長持ち・片山式オーラルフィジオセラピー

片山恒夫博士考案の「片山式歯科医療」を基に、長期間歯を残し、機能させることを目指します。歯科治療の中でも歯周病治療では、原因除去と同時に抵抗力強化が柱になります。重症歯周病の歯でも極力抜歯を避け、その歯と顎の実力に見合った生活習慣を身につけます。そして、使いながら歯の実力をアップさせ、健康長寿を目指します。

2:咀嚼健康法

食べ物を噛む行為・咀嚼運動に関して、長く研究を重ねて来ました。片山方式でも「一口50回噛み」が重要な治療法、健康法です。しかし、無闇に「良く噛め」では逆効果。データの蓄積を基に、個々の患者さんの噛み合わせや歯並びにマッチした噛み方、食べ方を追求しています。

3:100%院長による技工

当院では、入れ歯やブリッジなどの修復物を外注せず、全て院長による手作りで製作しています。歯周病の歯を固定する入れ歯や「1日入れ歯」などは、歯科医師が直接手掛けないと不可能です。

日本の制度は、患者さんに触れることを許されていない歯科技工士さんが、指示書という伝票を見ながら模型だけを手に入れ歯を作るという歪なスタイルになっています。そんな不合理を無くすために、片山恒夫博士の教えに則り、全て歯科医師が技工を行っています。

4:完全予約制

全ての患者さんに十分な診療時間と説明時間を確保し、最適・最善の治療を行うために、完全予約制を取り入れています。感染防止の観点からも、待合室・診療室には予約患者さんと付き添いの方以外は入室しない状況を確保しています。流れ作業治療は一切行いません。その為、一日に診療可能な人数は数名、最大でも5名です。

5:自由診療によるフルオーダーメイド治療

「セットがスタート!」普通、歯科治療は入れ歯やブリッジが完成すれば終了ですね。完成がピークで、後は下り坂。「悪くなったらまたおいで」です。本当は入れ歯やブリッジのセット(完成)が治療の始まりなのです。入れ歯の完成は、しっかり噛んで、全身健康、健康長寿のための準備が整った状態。「使いながら良くしていく」のが本当の歯科治療です。保険制度は、病気を取り除く為の医療行為に関連する経済の為のルールです。100人の患者さんが居れば、治療は100通り。健康長寿に向かうルートも100通り、フルオーダーメイド治療が必要です。

当院では2018年11月より、自由診療のみで診療しています。

診療科目

入れ歯・義歯・歯周病治療
診療時間 10:00-12:00 / 14:00-17:30 木・土曜は午前診療
休診日  日・祝日

私共のホームページに掲載している症例写真は、全て当院で処置を受け、現在メインテナンス中の患者さんの実例です。

入れ歯に血が通うまで

『技工が出来ない歯科医が歯をダメにする』

技工室で完成した「物」としての入れ歯を、診療室で「臓器」として完成させる事が、歯科医師の力量であり、技工士さん任せでできる事ではない。

恩師の教えです。

私達は、治療と技工は一体と考えます。故に、技工は歯科医師みずからが行い、入れ歯もセラミック冠も製作します。
専門家として当然の義務です。
高度な技工の技術は、重症の歯周病の治療にとっても必要不可欠となります。

「歯周病、抜かずに治す」

歯科治療のゴールは何でしょうか?

入れ歯やインプラント等を装着し、気持ち良く、楽しく食事や会話が出来るようにする事とされています。

果たして、それだけで十分なのでしょうか?

具合よく、抜かずに長持ちしてこそ歯科医療です。
入れ歯やインプラント、セラミック冠等はあくまでも代用臓器です。言い換えれば、「歯の包帯」の様なもの。「病因除去と健康増進」そして「治療と予防(再発防止)」が同時進行してはじめて「長持ち治療」が得られるのです。

私達は、年代別健康歯肉の写真など「長持ち治療」に必要な情報を、一般の方々にも、歯科医療関係者の方々にも提供してまいります。