フォーンズ法・変法、突っ込み振るわせ磨きによって歯肉の改善が進みます。

歯周病の原因菌を除去し、歯肉の血液循環の改善を手始めに、歯周組織を外側から賦活化することで、歯周病治療が進みます。

しかし、歯周病の一番の問題点は、ブラッシングできない歯槽骨(歯を支えている骨)や歯根膜が弱ってしまっていることです。

歯槽骨や歯根膜の血液循環は、どうやったら改善させられるのでしょうか?

そこで重要な役割を果たすのがよく噛むこと、精咀嚼です。
というと、フォーンズ法の時と同じで皆さん、「するめ」や「ガム」に走ってしまいます。
精咀嚼の一番のポイントは、硬いものを噛むのではなく、「抵抗なく噛めるものを数多く噛む」事です。
「するめ」は硬すぎます。ケガのもとです。「ガム」はどうでしょうか?硬い食品ではありません。

しかし、ガム=ゴムです。軟式テニスのボールを思い浮かべてください。軟らかいゴムボールで、人さし指と親指でつまむだけでクチャっとつぶれます。しかし、その後クルッと上下に二本の指がズレてしまいませんか?これと同じことが上下の歯の間に起こります。

軟式テニスのボール 軟式テニスのボール

歯周病で弱った歯は、ガムによって前後左右にゆすられてしまうのです。悪化の元です。
そこで、抵抗なく噛める軟らかい食べ物を、軽圧で数多く噛むことによって、ポンプ作用が働き、歯根膜内や骨内の血液循環を促すことが出来るのです。

また、ガムは自然界に存在する食品ではありません。ガムを一所懸命噛み続けると、歯は異常にすり減ってしまいます。要注意です。以下の異常なすり減りの実例を見てください。

異常なすり減りの実例

開業歯科医の思い2 片山恒夫セミナー・スライド写真集 / 豊歯会刊行部より

「精咀嚼=骨のブラッシング」とでも言いましょうか。ブラッシングと精咀嚼で内と外からの改善が進みます。
そこでもう一つ重要な問題。噛み合わせがあります。

間違った噛み合わせや狂った顎位のまま精咀嚼を行なうと、一部の歯にストレスが集中して歯周病が悪化したり、また、全身のバランスを崩すことにもなりかねません。

そこで、ユラユラ揺れているような歯は斬間固定をします。歯肉の炎症の変化とともに歯は移動します。
歯の移動に合わせた慎重な噛み合わせ調整や顎位の修正が大切になります。

ここで、私たち歯科医の側も見落としている大きな問題があります。

「咀嚼運動と歯、歯並び」の関係です。噛み合わせや顎運動の診査・診断は、口腔内の模型を咬合器という装置に装着し、アゴの位置と動き(限界運動)を再現して行ってきました。しかし、これでは不十分なのです。

私たちは、患者さんに実際に食品を咀嚼してもらい、その際の咀嚼運動の経路の記録を取ります。シロナソアナライジングシステムという装置と、咀嚼運動を再現できる特殊な咬合器を用いて診査します。
不正な咀嚼運動のまま歯周病治療を続けても、改善は望めません。

シロナソアナライジングシステム 噛み合わせや顎運動の診査・診断

正しい咀嚼運動を可能とするための歯の形態修正は非常に大切な治療のステップとなります。

とは言っても歯肉や歯槽骨は体の一部分。全身状態が悪いままでは歯周病は改善しません。
「三大栄養素=水・空気・太陽光線」が大切です。水がなければ人は生きていけません。解毒にも良質の水は大切です。太陽光はカルシウム代謝にとって大切といわれています。そして、空気・酸素が血管を通って全身の隅々にまで行き届かなくては、病気の改善は愚か、正常な日常生活を送ることも出来なくなってしまいます。

効果的に全身に酸素を取り入れる方法として、腹式呼吸法があります。日常の色々な場面で、簡単に、短時間で、誰にも気付かれずに実行できる方法です。是非実践してみたください。


正しい咀嚼運動を可能とするための歯の形態修正は非常に大切な治療のステップとなります。
とは言っても歯肉や歯槽骨は体の一部分。全身状態が悪いままでは歯周病は改善しません。

「三大栄養素=水・空気・太陽光線」が大切です。水がなければ人は生きていけません。解毒にも良質の水は大切です。太陽光はカルシウム代謝にとって大切といわれています。そして、空気・酸素が血管を通って全身の隅々にまで行き届かなくては、病気の改善は愚か、正常な日常生活を送ることも出来なくなってしまいます。

効果的に全身に酸素を取り入れる方法として、腹式呼吸法があります。日常の色々な場面で、簡単に、短時間で、誰にも気付かれずに実行できる方法です。是非実践してみたください。